悲しくてチョッピリ嬉しい話☆

hanashokunin8292007-03-24

3月は卒業、転勤、異動etcと「お別れのシーズン」ですね。別の言い方をすると一つの区切り=ピリオドの月です。私も一つのお別れを経験しました。あることがきっかけで一緒にアレンジを楽しむ事になったおじいさんとのお別れです。アレンジをしながら「この年になって生け花(アレンジメント)をするとは夢にもおもわなかったなぁ〜。けっこう面白いなぁ〜」「う〜ん!今日は思うようにいかないなぁ〜」「簡単な様で奥が深いなぁ〜」とニコニコしながら言ってました。中でも私を支えてくれた言葉があります。
「花がこんなに楽しいとは思わなかった。ありがとうね!今度は何時花の日なの?」の一言です。
自分にしか出来ない事があるはず。それを仕事にしたい!そう思いOLを辞めて自分が決めた道を歩いてきたつもりでした。何度もこれでいいのか?この道で良いのか?自問自答した時期がありました。でもこの一言が私を救ってくれたのです。これでいいんだ・・・この道で良いんだ!と強く思えるようになったのです。
きっとおじいさんはいつまでも自信なさそうにしている私の心をとっくに見抜いていたのでしょうね!ありがとうございます。めがねの奥の優しい目がいつも笑ってたおじいさん。永遠の別れをしたことは悲しい出来事でしたが、おじいさんがくれた言葉は私にとってはとても意味のある一言でした。また、おじいさんの人生の中で「花」に出会えた事がきっかけで何かを感じて貰えた事はとても嬉しい事ですし、この出来事を胸にこれからも一つ一つの出逢いを大切にして行きたいと思います。最後になりましたが心からご冥福をお祈り申し上げます。